編み物の話 · 2026-03-30

編み物の物理:なぜニットはよく伸びる?

ニットが織物よりよく伸びる理由は、糸自体がゴムのように伸びるからではなく、ループ構造に動く余地があるからです。

なぜ大切なの?

編み地は、目どうしが引っかかり合っている構造です。力が加わるとループが少しずつ再配置されて長さと幅が変わり、力がなくなると糸の弾性と構造が元の形に戻ろうとします。

実践のポイント

ゲージがゆるいとループの間の空間が大きくなり、よく伸びてドレープが生まれます。ゲージが詰まっていると安定しますが、硬くなることがあります。ウールは弾性が高く回復力があり、コットンは弾性が低く、伸びたあと戻る力が弱いです。

初心者が見落としがちなこと

同じパターンでも、糸と針が変われば物性が変わります。バッグのように形の保持が重要なら詰まったゲージとしっかりした素材が必要で、ショールのように流れる感じが重要なら、ドレープの良い素材が合います。

作業前チェックリスト

  • ループ構造を理解
  • ゲージの密度を確認
  • 素材の弾性を確認
  • 完成品の用途を考える
  • スワッチで伸びをテスト

よくある質問

ニットが洗濯後に伸びるのはなぜ?

水を含むと糸が重くなり、ループが再配置されるからです。

詰めて編めば常にいい?

形は安定しますが、硬くなりすぎることがあるので用途に合わせましょう。

ブロッキングは物理的に何をしている?

ループの位置を整え、乾燥の過程で新しい形に安定させる作業です。

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