編み物の失敗は、たいてい取り返しがつきます。目が一つ落ちたり、数段間違えて編んでしまったりしても、最初からやり直す必要はありません。気づいたタイミングと戻し方さえ知っていれば、ほとんどの失敗はその場で直せます。
なぜ大切なの?
目落ちを放っておくと下の段までどんどんほどけて穴が広がり、気づくのが遅れるほど戻す段数も増えます。逆にやり方さえ知っていれば数分で跡が残らないように直せるので、失敗を恐れずに作業を続けられます。
実践のポイント
針から目が一つ落ちたら、かぎ針で落ちた目をつかみ、一段ずつ上に拾い上げます。
表編みの段と裏編みの段では目を拾う向きが逆になるので、混同しないよう注意しましょう。数段を間違えて戻さなければいけないときは、編んだ目を一目ずつ針から外して編む前の状態に戻す「ほどき編み」をするか、問題の段までまとめてほどいて針に編み目を掛け直します。
初心者が見落としがちなこと
落ちた目を急いで拾おうとして逆向きに掛けると、目がねじれて次の段で目立ちます。一目拾うたびに、V字の向きが他の目と同じか確認しましょう。数段ほどくときは一気にほどかず、ステッチマーカーで安全な地点に印をつけておくと、もし失敗してもその地点まで戻すだけで済みます。
作業前チェックリスト
- 予備のかぎ針を用意しておく
- 目落ちに気づいたらすぐ直す(放置しない)
- 表編み・裏編みで拾う向きが違うことを把握
- 段を戻すときはステッチマーカーで安全地点に印をつける
- 直したあとは目数を数え直す
よくある質問
何段もほどけてしまったらどうすればいい?
かぎ針で一段ずつ順番に拾い上げれば、何段でも復旧できます。段数が多いほど時間がかかるので、焦らず一段ずつ確認しながら進めましょう。
ほどき編みとそのままほどくの、どちらが安全?
1〜2段程度ならほどき編みの方が速くて安全です。数段にわたる場合や模様が複雑な場合は、そのままほどいて編み目を掛け直す方がかえって迷いません。
かぎ針がなくても目は直せる?
安全ピンや予備の針先でも代用できますが、かぎ針の方が拾いやすいので、失敗直し専用に1本持っておくのがおすすめです。