ブロッキングとは、編み上がった編み地を水・湿気・熱・ピンで整えて、形と寸法を安定させる工程です。同じ作品でもブロッキングを経ると模様が開き、端が整います。
なぜ大切なの?
レースショール、カーディガンのパーツ、モチーフつなぎの作品は、ブロッキング前後の差が大きいです。目の不揃いがやわらぎ、編み図が意図した寸法に近づいて、仕上がりの品質が上がります。
実践のポイント
ウェットブロッキングは水に浸してからタオルで水気を取り、ピンで固定して乾かします。スプレーブロッキングは霧吹きで湿らせて形を整える方法、スチームブロッキングは熱と蒸気で手早く整える方法です。熱に弱い糸はスチームを避けましょう。
初心者が見落としがちなこと
アクリルは高温で溶けたり、形が永久に変わってしまうことがあります。ウールも強くこするとフェルト化するので、やさしく押して水気を抜きましょう。ピンはさびないものを使わないと、シミが残ることがあります。
作業前チェックリスト
- 洗える素材かを確認
- ブロッキングマットを用意
- ステンレスピンを使用
- 仕上がり寸法を確認
- 完全に乾いてからピンを外す
よくある質問
すべての作品にブロッキングが必要?
アクリルたわしのような実用小物は省略できますが、ウェアとレースにはおすすめです。
スチームブロッキングは安全?
ウールには慎重に行えば可能ですが、アクリルは熱変形の危険があるので注意が必要です。
ブロッキング後に洗濯すると形は崩れる?
多少崩れることがあるので、洗濯後にもう一度軽く形を整えて乾かすのがおすすめです。